原因と結果の法則、これ因果なり
算命学を學んでいると、一切の言い訳の効かない、人生の出来事の因果が自身の中にあることを可視化して突きつけられることが度々あります。
それは算命学が所有する世界が徹頭徹尾、理論からなる因果関係に支えられているため、〇〇という占技が出るその裏側には、驚くまでの精密な「理- ことわり」の世界が支配しているからです。
可視化して見せつけられると言ったのは、起こったことの現象をよくよく解析してみると、やはりそれは、その出来事を引き寄せるであろう「同質」の要素が潜在的に自身の中にあることを発見するに至るからです。(良し悪しではなく)
どんなに卑劣で悲惨な出来事の被害者に自分がなったとしても、結局その時の自分自身が、それ相応の「因果」を、自分の内側(潜在意識)の世界に見つけることが出来るため、良くも悪くも万物は自分が「引き寄せている」のだなと思い知らされ、逆に隙のない完璧な宇宙の仕組みに畏敬の念すら覚えるほどです。
何を言っているのかサッパリ解らないと言われそうですので、ここで一つ例を出してみると
例えば何かしらの詐欺めいたことで被害に遭ったとします。自分は被害者なので、一見すると可哀相ですし、騙す人が悪いのは至極当然のお話ですが、それを踏まえた上で算命学の技術で中身(命式)を見てみると、やはりそういう時は往々にして、自分自身の中にそれ同等の「危険因子」があるものなんですね。(後転運で巡るの意味)
つまり、それを引き寄せている、引き付けているのは誰でもない自分自身という話に「理論的」に帰結してしまいます。
だからと言って、「あなたが悪いんですよ!」という話なのではなく、だから実際の占技では「今年は衝撃的なことがあるかもしれないのでご注意下さいね」などの文言になるわけで
何故その様な占技が導き出されるのかというと、自分の中に(潜在意識)それ相応の「因子」が巡るからなのですね。
そして潜在意識の因果によって、具現化つまり自分が引き寄せる構造になるわけです。
しかし、そんな裏側の運命(潜在意識)の構造があったとしても、相手に伝える時は心底親身になり、痛みに寄り添う姿勢がとても重要になります。
算命学の高尾義政ご宗家の著書『原典算命学大系』の中でも、一切の情の通用しない理(ことわり)の理論思考によって星の意味を紐解き、それを相手に伝える時は「人情」を以て表現する必要があると説かれています。
逆に言えば、「情」が支配する世界で星の世界(命式)を読み解けば、非常に危険極まりないものになりかねず
(相手に忖度したり、好きだから事実を歪ませてたり、気に食わないからうがった見方をする等)
それこそ怪しく不確かで危うい(占いの)世界になりかねません。
完全なる澄み切った「理性的」かつ「理論」の視点で、星の意味を捉え、実際にそれを相手に伝える時は、人の心にそっと寄り添う「人情的」な暖かさがなければ、真の価値を発揮することはないと、説かれているわけです。
人生そんなこともあるよね、
大丈夫だよ。とね
つまりこの部分は、「情的な世界」と、「理性の世界」が、相対的な(真逆の関係性)陰陽思考になっていることが読み解けると思います。
ここが「陰陽」の関係性になっているということは、逆に言うと、血の通わない表現や伝え方では、道理を欠いていると言うことも出来るかもしれませんね。
そしてこの例題の詐欺の話は、正にわたしが天中殺中に実体験したお話なのですが(本人かいッ)
この天中殺に詐欺に遭った詳細は『秘伝書:天中殺事典100選』購入の方限定の、実体験検証秘話とさせて頂きます。(只今、常時連載中)
その他にもオンラインサロンでは深掘りコラムや動画コンテンツなど公開しています。
双蘭
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