名誉を授けるは天にあって、人にあらず
先日、70年7ヶ月という英国史上最長の在位を務めあげたエリザベス女王が死去されました。
その96年の人生のほとんどを「国家君主」としての重責を担った人生ですが、多くの場合で「名誉」を授けるのは、人ではなく「天意」に依るものであり
それは、もはや人智を超えた「役割」がそうさせるのだという最近つくづく思う機会が重なっています
長い在任期間(首脳)や在位期間(皇位王位)は国に、良し悪しではなく、ある一定の安定化を与えるのは、古今東西の歴史をみても分かりやすいことですが
自分の在位や任期の長期化を望んだとしても、必ずしもそれが「与えられる」とは限らず、何故なら、それはすでに人為の範疇を超えたものの「意志」に依る采配だからです
最長の在位期間や在任期間などは、既にそのような偉業を成す一個人としての「役割」であり、その役割と名誉を授けるのは人ではなく天意なのです
一方で、その「名誉」を預かった後に、直ぐ亡くなるケースが少なく無く、算命学の御宗家も人生の肝煎の集大成書籍である『原典算命学大系』出版後、そして駒澤大学の博士号取得の後に 急逝(きゅうせい)されておられますし
先日お亡くなりになられました安倍元総理につきましても、戦後最長の総理大臣の任期の確定の後、あまり時間を空けずに亡くなっていることを鑑みても
人為的なものが介入する余地のない「歴代最長在位」などは、その大いなる「役割」の「恩恵」の裏側で「代償」として、余命があまり残されていない理(ことわり)がある共通点があります
歴代最長とはもはや本人の意志を超えた采配になるので、当人が望んでいたとしても、それが与えられるか否やというのは天意(宇宙の意志と采配)によるものですので
逆を言うと、エリザベス女王や安倍元総理、そして算命学御宗家にしろ、それは天が当人に与えた一世(いっせい)の「役割」だったことになります
以前、最期の様子などは算命学でも占技として簡単に導き出せる話をしましたが(→★)生きている間に与えられた自己の役割を全うして燃焼し切ることの大切さを考えさせられる近頃です
わたしたちの人生は皆共通して一つの目的のために複数の役割や使命を背負って生まれており、一つは経験を通して永遠不滅の「魂の成長」をさせる、という目的のためです
二つ目は個別に与えられた個々の「役目役割」があり、人生のを通してその責務を全うさせる、燃焼させるという目的です
この二つの役割は万人共通と個人的なものという、陰陽の相対的な構図になっていて
運命は不確かで不確実と思われがちなのでが(半分は正解です)実はそうではなく、一定の規則の中で「変化」し物事が「連動」し合いながら繋がる「関連性」があり
関連性・規則性があるからこそ、そこを推測することが出来ると言い換えることができるわけです
では自分はどんな使命が与えられているのだろうか?という部分は長くなりそうですのでサロンにて解説していきたいと思います→★
双蘭
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