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徒然なるままに
雲龍風虎

​うんりょうふうこ

​双蘭算命学オフィシャルブログ

『雲龍風虎この世は似たもの同士が互いに惹きつけ合うもの。いつかの「想い」が誰かのためとなるように

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  • 執筆者の写真双蘭

算命学の歴史について

更新日:2022年11月23日

門外不出の秘儀





今回は少しずつ算命学が辿ってきた歴史を

皆さんにご紹介していこうと思います



算命学は数ある人の運命を

解き明かす技術の中でも

知る方が少ない



知る人ぞ知る運命学

であるかもしれません



しかしその発祥は

古代中国を起源とする運命学

の中でもかなり古く



今から約3500年以上前に

高度な文明を誇った殷(いん)王朝に



既にその原理部分の一端を

垣間見ることが出来ます



それから更に千年以上も時代が下り

時は春秋戦国時代



約550年間にわたり戦争が続いた

乱世の時代に



(日本でいうと、

室町時代から現在に至るまでの期間です)



鬼谷子(鬼谷にいる先生)

により体系化され



実際に軍略として

用いられていたと言われています



その後

秦の始皇帝こと瀛政(えいせい)が

中国史上はじめて中華統一をした際に



算命学の中国名である「万象學」を

実践的な軍略として用いたことで

その名を歴史に刻むこととなります



(秦の宰相であった張義は

鬼谷子の弟子と言われているため

秦が万象學を取り入れるに至ったのかもしれません)



これ以降「人を意のままに操る」

と言われるその正確さから



王朝外へ流出することを恐れられ

王朝内に限られた門外不出の秘儀として




覇権が変わり続ける王朝の中でも

変わらず一子相伝で継承され続け



歴代の時の権力者(皇帝)に

重宝されてきた歴史があります





東洋の智の集結



その技術の原理部分は

東洋の運命学の中で随一の

膨大な原理部門から成り立ち




十六原法と呼ばれています


九星気学が

干支学を主とする一原法




四柱推命が二原法

これに対して算命学は




十六原法となりますので

古代東洋の原理部門を網羅する

いわば東洋の運命學の集大成のような特徴があります




そのため

人の運命を見る技術の中で 「人を意のままに操る正確さ」

と言われる所以となりました このようにその特殊な

歴史的背景と




王朝内に限定された

秘儀だったことから


 


日本人に最も馴染みがある

四柱推命や気学などと違い




当時最先端だった中国への

留学生として派遣された




遣隋使・遣唐使によって

日本に伝来することはありませんでした

(陰陽説・五行説・十二支などは伝来)




余談ですが四柱推命の

正式な中国名は子平法といい




江戸時代に長崎で

当時の儒学者であった

桜田虎門から




帝(みかど)のいる

朝廷直属の最高部門の一つ




陰陽道などでお馴染み

土御門家(つちみかどけ)に伝わり




それ以降日本名である

「四柱推命」と名を変え




その後中国古来のものとは

趣を異なる日本独自の発展を遂げ

主に関西地方で拡大したようです

(朝廷と土御門家があるため)


 


算命学のお話に戻りますが




時は清代

映画『ラストエンペラー』でお馴染み

中国最後の清王朝が毛沢東率いる

共産党軍に圧(お)されるまで




王朝内の秘儀であったため

算命学の全貌が王朝の外に流出

することがありませんでした




第十ニ代万象學(算命学)

継承者であった呉仁和

清王朝の外交官であり

(算命学を軍略として外交に使用)




共産党による中国国内での

知識階級の粛清を事前に予見し




もはや国内での万象學(算命学)

の継承は不可能と判断し国外逃亡を図ります




その時外交官であったこともあり

日本語が流暢だったため

長崎の寺院に身を寄せ




そこで後の第13代宗家となる

高尾義政少年と出会うことになります





高尾義政ご宗家の

その類稀なる資質から知識を継承され

晴れて第十三代継承者となられ





二十代で上京され

目白に鑑定所を開業されます




このように中国王朝内に限られた

門外不出の秘儀という背景により

他の運命を解析する類のものと辿ってきた歴史が異なり




古い軍略・運命學であるにも関わらず

日本ではほとんど周知されていない





最も古く最も新しい運命學と

言えるかも知れません



少し長くなりましたので

今日はこの辺にて




次回は更にその後の経緯を

深堀してご紹介してまいります




双蘭

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