「心の臓」見えないものを捉える力
更新日:2022年11月20日

すべての幸福は自己の本質の燃焼にあり
先日オンラインサロンのVIP会員さんの個別相談の中で、お子さんの気質に合わせた子育て方法についてのご質問を頂いていたので、詳細をお話しさせて頂いていたら
何となくそうしようと考えていたことが(わたしの方の提案と)数多く重なって不思議です、と結果的に物凄く喜んで頂けました
この、一人一人お子さんに合わせた子育て方法が、もの凄く重要なのは至極当然のお話ですが
お母さまの勘がいいと、大抵の場合、上手にお子さんの個性を汲み取りながら、背中を押してあげられるような環境を、自然と用意してあげられているようなことに繋がっていたりします
一方で、逆のパターンだと
つまり、親心で良かれとしてあげたことが、返ってこの子の人生を困難なものにさせてしまうケースが、世の中には数多く存在していて
この場合、大体約30歳から60蔵までの中年期(壮年期)に「自分らしくない人生」として燻りはじめ、人生の歯車が狂ってくるパターンになってしまうことに、、
どちらの場合も、それぞれに異なる「學び」ではありますが、人生はすべての活動の根源が「自分らしさ」を土台にしていて
その上に、仕事や趣味、結婚生活、経済的豊穣など、すべてが花を咲かせることが出来る構造になりますので
自分らしさと言う「自己の本質に沿ったエネルギー燃焼」こそが、人生の最重要項目と言うことができます
この時に、幼少の頃から自己の本質からズレた子育て方法により、本人の本質からズレたものを追い求めるように強いられたりと、気質と環境が「噛み合わない期間」が長期的なものになればなるほど
その様な本質からズレた状態が自分の「デフォルト/常態」になり、成人後に人生が困難になることが避けられなくなります
つまりこれは、自己の本質と環境にズレがある故に、人生に「不燃物」「付着物」が多くついているので、それを取り除いて、本来生まれ持った本質的なデフォルトに戻してあげるまでに、相当な時間と根気を要するようになるからです
そしてわたしたち現代人が多くの場合で、混迷してしまう、その根本的な理由として「目に見えないものを感じ、捉えていく力」が著しく低下しているからだと感じています
別の言葉で表現するならば「感性」とも言い換えられるでしょう
自己の心の声(潜在意識が教えてくれているサイン)に耳を傾ける能力が著しく低下しているということです
大切なものは目に見えない
算命学では、「霊魂」が所有する非物質である、先天的な「氣」と、物質である「肉体」の、この双方を繋ぐ第三の関所を「心」と言っています
この三者が三位一体の構造をしていると考えています
そう、心とはわたしたち東洋人が共通して認識する、自分の「気持ち」が湧き出る源泉の部分です
東洋思想では心を別名、心の臓「第六の臓器」として捉えていて、それは既に肉眼では捉えきれないものを捉えていく「天界に繋がる臓器」を意味しています
(大ヒット漫画『呪術開戦』の五条悟先生の六眼も立体五行説に基づく、六基点のこの原理と同様です)
つまり「心」を通して「気持ち」として、違和感だとか、憧れだとか、気持ちいいとか、心地良くないだとか「目で見えきれないものを伝えてくれる臓器」であると古代東洋人は考えた、ということです
算命学のような見えないものを、論理的な思考により解明する技術を生み出すことができたのは、古代の人々が「目に見えないものを捉えていく能力」が凄まじかったからです
「松果体」が発達していたからとも、言い換えることができますね(現代人はもの凄く小さくなってしまっているようです)
明治維新以降、西洋に追いつけ追い越せで、それまでの東洋人が培ってきた、大切に継承し続けてきた叡智を蔑ろにしたつけを、現代(いま)多くの場合で払っているように感じています
見えないものを捉えていくには、ある程度「訓練」が必要になってきますが、少しずつで自分の心の声に耳を済ませることを、是非習慣化してあげてみて下さい
すると、段々と日常の中で、無感覚で習慣してきたことに対して、次第に「違和感」を感じるようになったり
逆にそれまで気とめなかったことが、氣になり出し、氣づき始めるようになってくることが増えてくると思います
わたしたち現代人が習慣化してしまった「頭で考える」「常識」を一度、心でよく内観し、本当はどう感じているのか?
もっと自分の内なる声に耳を傾ける本当のSelf Love(自分を真に大切にしてあげる)をしてあげて欲しいと願っています
双蘭